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タイトル: | プロジェクトの開発手法と社会システムの関係 The relationship between development method in the project and social systems |
概要: | イノベーションやプロジェクトマネジメント、システムズエンジニアリング等、宇宙開発や製造プロジェクトで活用されてきた技術経営の知識体系や開発手法などは、欧米において行政、金融、教育など社会的なシステムにまで拡張して広範に活用されています。日本においては誤解もしくは表面的な理解に留まっている場合もある、これら欧米で活用されているイノベーションを含むプロジェクトの開発手法の本質について、そしてその歴史的な背景について理解を深めていただける一助になることを意図して、話を致します。 |
講演者略歴: | 平成4年、早稲田大学教育学部社会学科社会科学専修を卒業、同年、宇宙開発事業団(現国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA))に入社。JAXAではNASA等との国際協定に加え、産学官連携を担当し、当時日本未導入であったバイドールアクト(知財活用法)の国内への紹介、当時日本が最先端であった太陽電池のNASAへの輸出支援等を行った。平成13年、文部科学省に出向し、産学官連携と地域振興を担当。経営学者マイケル・ポーターの理論を適用した日本版シリコンバレー創出事業等を担当。平成14年以降、全社的な予算や資金管理、調達の改善に従事。平成18年以降、技術経営部門で以下に従事。平成26年以降は、最先端ミッション等へのシステムデザインや男女共同参画等に従事。 ・ プロジェクトマネジメントの国際的進捗管理手法を衛星プロジェクトに初導入。 ・ 政府系でほぼ唯一となるプロジェクトマネジメントに関する規定やガイドの制定。 ・ 新規取り組みとして100件超のプロジェクトへの独立的なコスト/リスク評価の実施。 JAXA外での活動として、以下等。 ・ 国際資格プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル保有 ・ 国際資格プロフェッショナル・コスト・エスティメイター/アナリスト保有 ・ 資源の配分と評価の国際標準「コスト評価知識体系ガイド」を翻訳、出版 ・ 大学(東大公共政策、青学経済/理工、聖徳生涯学習)、学会、省庁、企業で講演等。 |
講演記録: |