コースについて

コースの概要

 世界的に新基盤技術創出への取り組みが活発となる中、優越する技術を持って大きなイノベーションを創出することが求められています。なかでも強力な計算パワーとWEBを介した柔軟かつ迅速な開発パラダイムによって急速に新産業を拓いた情報・通信技術分野と産業用ロボットや自動車等「実体」を有し日本の強みでもある機械技術分野は、その融合によって産業創出が期待される重要分野であり、イノベーションの創出を担う人材が強く求められています。
 実体情報学博士プログラムは、機械技術(=実体)と情報・通信技術の融合学として「実体情報学」を構築し、この新しい領域で技術や産業のイノベーションを先導することができる先見力、構想力、突破力を兼備した産学官いずれの立場からも産業創出を支えることのできる人材の育成を目指します。
 実体情報学(Embodiment Informatics)とは、情報技術が持つコンピューティングベネフィット(計算の効果)、通信技術が持つネットワークベネフィット(資源共有の効果)、機械技術が持つボディベネフィット(実在と力の効果)の複合的価値創出を指向する中で、生産、医療、環境といった重要分野におけるアプリケーションベネフィット(問題を解くこと自体の直接的価値)を導く、「実体」と「情報」の融合学を意味します。 工房イメージ図
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 機械系学部出身の学生には情報系科目を、情報系学部出身の学生には機械系科目を、いずれも学部と大学院に設置されている基礎科目を履修してもらい、幅広い工学的センスを身に付けられるようにカリキュラムを構成しています。

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