タイトル: |
人と共に進化する会話AIエージェントの実現に向かって 〜 メタバース時代の言語学習支援AIプロジェクトをテーマとして |
|
|
概 要: |
これまで日米で「人間の会話」というものについて,科学的な観察と理論に基づいて理解し,それを「自己と他者の情報通信の過程=メディア」として捉えて工学的に応用するという立場で研究開発を行ってきました.高齢者支援ロボットからミーティングをファシリテーションできるロボット,ダボス会議でグローバルリーダーをホストするバーチャルアシスタントの開発プロジェクトに至るまで,社会的に洗練された会話AIシステムの開発への挑戦を通して,人間にとっての会話の本質的な価値というものを考え続けて来ました.今回の講演では,早稲田大学を中心にして展開されている「人と共に進化するオンライン語学学習支援AI」研究開発プロジェクトでの取り組みをご紹介するとともに,メタバース時代の会話AIエージェントはどのようにデザインされるべきかについて,皆さんと一緒に考えてみたいと思います. |
|
|
講演者 略歴: |
早稲田大学基幹理工学研究科情報理工学専攻 博士(工学).イタリア工科大学認知ロボティクス研究グループ客員研究員,カーネギーメロン大学 ヒューマン・コンピュータ・インタラクション研究所および言語技術研究所 博士研究員,早稲田大学 GCS研究機構 知覚情報システム研究所 主任研究員(研究院 准教授)を経て,会話AIエージェント開発会社「エキュメノポリス」を創業.研究のミッションは「社会的知能を有する会話AIメディアの実現」.言語学,認知科学,機械学習,ロボット工学,UI/UXデザイン等の融合する,メディアとしての会話AIの研究と実用化に人生を掛ける.プロジェクトに関してNewsPicks,日本経済新聞,MIT Techology Review,Washington Post,BBC,CNET,Popular Science,Google公式ブログ,NHK等. |